プリミティブな欲望の発露

 酒の勢いで思いの丈を適当にぶちまける。


 何なんでしょうね、草食系男子って。そんなの生物としての死じゃねえか。
 肉食ってセックスして権力欲に脂ぎって暴力衝動抱えたような男は魅力的じゃねぇってのかよ、ええ!?
 男ってのはそういうもんだろうが。ガツガツしてて内にドロドロとした欲望を抱えて炸裂の瞬間を待つ爆弾の魅力。限界までたわめられたバネの魅力。日常生活における抑圧を跳ね返したいという、思うが侭の自分でありたいという、生物としてのわがままの魅力。


 草食系男子って、そこら辺の欲望をスポイルして飼いならされたペットになってるってことなんじゃねぇのかよ、ええ!?
 上司殴りてぇ、好きな女抱きてぇ、旨いもん食いてぇ、他人の人生を牛耳りてぇ。
 そういうプリミティブな欲望を発する男ってのは魅力的だろうが! どうなんだよこの野郎。


 というか最近フィクションにおいてもそういう男臭い男の魅力って少ないんじゃないかなぁとか思った。
 女性の社会進出と父性の消失とかそういう話ではなく、もっと原始的な部分で男力(おとこぢから)は必要とされなくなっているのでしょうかね。



 それはそうと、肉食系男子といえばコナンだろうと考えていて気づいたのだが、

 という流れで考えると、現代のフィクションのシーンにおけるラブクラフト先生の影響力のでかさは異常だなとか思った。
 ラブクラフトがいなかったらドラクエファイナルファンタジーも存在しなかったんじゃないか。