一体どこで戦ってたんだ
戦史叢書の昭和二十年の支那派遣軍(2)をパラ読みしているのだが、なんというか、目を疑う。
- 「仏法僧が鳴くと苦戦する」、という現地の話を日記に残している連隊長。本人が仏法僧の鳴き声を聞いた後に、敵の砲撃で死傷者が出たという報告を受けたことまで日記に残している
- 某参謀が青島の視察に行ったら人民服の小隊長に迎えられた。ゲリラが人民土民に混ざって見分けがつかないため、『治安部隊も』人民土民と区別のつかない服装で治安戦に従事している。敵に情報を与えたら負けだ
- 前線では補給の限界から正規の被服の支給が無理な場所多数。結果、服も現地徴集。日本軍と人民土民の区別がつかない
- 相変わらず食糧不足とマラリア
- 昭和二十年四月五月の段階で騎兵旅団とか出てくる。これって機械化されている……よ……ね?
なんと言うかこう、現代戦というよりは三国志のエピソードを読んでいる感が。
旧軍とか詳しくないので何もかも新鮮で超面白い。